ベティの雑記帳

つぶやき以上ブログ未満

ボケ予防

長かった就活が終わって、一息ついて、また進捗(修士論文)と金策(バイト)に追われる生活が始まってしまった訳ですが、

 

率直に言うと、就活の前半はすごく楽しみながらやっていました。

僕が好きなものをそのまま仕事にできるような会社ばかりを受けていたからです。

 

特に、3月半ばから1か月ほどは、エントリーシート(ES)の提出期限が次々とやってくる時期でした。

東京や大阪へ行って説明会に参加したり、いろいろな学会に出たりしながら、その合間にWordを開いて書いては自分で添削するのを繰り返すのはなかなかキツかったですが、ちょっと楽しかったのは確かです。

 

自己PRなら、合法的に自分語りができるし(就活って、当事者でなくなってみると滑稽な部分も多いような。機会があればこのことも書きたい)、志望動機なら、自分が好きなものへの思い入れを存分にぶつけることができますよね。

 

そのうちのひとつ、400字の枠に396字で書いたものですが、ところどころ省略して載せます。

 

思いを形にして、音にする。私がやりたいことはこれに尽きます。そして、これまでの知識と経験、音楽と音に対する興味と思い、それに加えて(中略)というステージがあれば、世界の人々を相手にした仕事としてこれを実現することができると確信しています。私がこれまでの人生で最もワクワクした瞬間は、アクトシティ浜松で開かれた市民合唱祭で指揮をしたときでした。楽器を弾けない私でしたが、歌い手と指揮以外の方法でもコミュニケーションをとりながらより美しい音色を模索し、自分たちだけの演奏を創り出すことができたと思っています。なので、いま最もやりたいことは、楽器を弾いていない人でも演奏という行為を楽しめる(中略)のような楽器の開発・設計です。何もないところからアイデアは生まれないし、音楽の新時代をつくるような発想でなければ(中略)らしくないので、まずは電気電子系の知識や電子楽器のトレンドも吸収したいと思います。

 

これが出来上がった直後は、「これはキレイにまとまった、僕は御社に入るべくしてここへ来た」みたいなハイに陥りましたが、いま落ち着いて読み返せば、よく分からない部分も多いですね(これでも一応通ったやつです)。

 

ですが、往々にしてそういうものだと思います。

この記事だって、あとで読み返したらいろいろ直したくなるに決まっています。

でも、いちど形にしてみない限りは、ずっと1本目を書き始める前のレベルのままなんじゃないかとも思う訳です。

今回はてなブログの開設に踏み切ったのは、いい歳してこんな感じで生きていて大丈夫なのだろうか、という焦燥感に近い気持ちに起因しています。

 

端的にいえばボケ予防。

文章を書くというのは頭を使うことだと思うので。

 

ちなみに僕の母はボケ予防に新聞記事を書写しているそうです。

まぁ手書きのときの漢字のド忘れなんて日常茶飯事だし、なんとなく効果はありそうだよね。

 

このESに書いたことがそのまま叶うことはもうないですが、実現できる部分は実現できないかと夢想中です。

 

どうしようかなぁ。