ベティの雑記帳

つぶやき以上ブログ未満

灯台のはなし

ーーーーーーーーーー

2020年11月08日追記

御前埼灯台の「埼」の字を誤って「崎」と表記していたので修正しました。

ーーーーーーーーーー

 

御前埼灯台に行ってきた。

 

家にこもるのも人と会わないのもわりと得意だったはずなのに意外と徐々にツラくなってきて(※1)、どこか風通しのいい場所に一人で出かけるぶんには問題ないのでは?と思ったのがきっかけ。

 

実際、外に出たいと思う人はそれなりにいるようで、行き帰りの国道ではツーリングのグループをいくつも見かけた。灯台やそのあと行った公園でもマスクをした家族連れやカップルなどを見かけた(※2)。

 

御前埼灯台は予想通りの風通しのよさと予想以上の見晴らしのよさだった。

 

f:id:iBetty:20200404225709j:plain

 

f:id:iBetty:20200404225743j:plain

 

f:id:iBetty:20200404225910j:plain

 

でも、僕が感激したのは、灯台から少し離れた場所で見た景色だった。

 

当たり前の話だけれど、灯台は海から見て確実に目立つところに建てられる。しかも、昼間に見ても目立つ色をしている。それに、百年以上ものあいだ海風に耐えられるほどの堅牢さがある。東京タワーや送電線のような鉄塔の構造だったら腐食が進んでそんなに長くは持たないと思う。

 

その結果どうなるかというと、めちゃくちゃに美しい。

海はしばし眺めて満足したけど、灯台はなかなか見飽きなかった。

灯台巡りにハマってしまうのではという気さえした。

 

f:id:iBetty:20200404230021j:plain

 

そんな灯台は2003年をピークにその数を減らしてきている(※3)。地球のまわりをぐるぐる回るアイツらのせいだ。

正直、カーナビだって僕らが小さい頃からそれなりに普及していたから、灯台の数がピークを迎えたのはもっと昔かと思っていた。意外と最近まで建てられていたようだ。

使われなくなった灯台は、そのままの姿を保つだけでもお金がかかるので、取り壊すことになる。「美しいから残しておこうぜ!」でみんなの理解が得られれば楽なのに、なかなかそうはいかないから、歴史的な価値や観光資源としての役割を訴える取り組みもあるらしい(※4)。

 

昔に作られたもので、今はもう使われてはいなくてもその姿が残っていて、美しかったりカッコよかったりするものはけっこういろいろある。SLなんてその代表だと思うし、西洋文明的なものに限らず姫路城のような和風タイプもある。首里城もまだ見に行ったことがないので復元されてほしい。

じゃあ、いま作られている建造物や乗り物はちゃんと百年後まで残っていて、その時代の人の心を動かすことができるのか?

これはきょう初めて湧いてきた疑問ではなくて、僕が昔から考えてきたけどいまだに答えが出ていないことのひとつだ。なにしろ答えが出ていないので、この話はここで終わりなのだけれど、いまの時点では、ほとんど残らないんじゃないかという考えに傾いている。それはちょうど、灯台人工衛星どっちが長持ちするか(※5)を較べてもらったらこの感じが伝わるんじゃないかな。

 

それにしても、海というのはいつでも広くていつでも風を感じられていい場所だなあと思う。海から遠いところで生まれたこともあってつくづくそう思う。

 

f:id:iBetty:20200404232101j:plain

 

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

 

※1 世界中の人がこの葛藤と戦っていて、ほとんどの人がストレスを受けてしまっているように感じる。最近のSNSがやたらと不穏なのも、日本でも海外でも無意味な買い占めが起こるのも、このストレスのせいだと思う。不安と言い換えてもいい。雑な政権批判や「バカな人たちがデマに惑わされているだけ」という意見も目にするけれど、本当に余裕を失ったときでも自分は理性を保てるなんて思わず、まずはみんながストレスの下にあることを自覚して無理をし過ぎないことが大切だと思う。

 

※2 御前埼灯台もいつもならば中に入って展望デッキまで上がることができるらしいのだけれど感染対策としていまは中止されている。夜の光を放つ灯台も見ないといけないと思うので、いずれまた行きたい。【御前埼灯台(omae saki toudai)/御前崎市公式ホームページ】

  https://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/kanko/watch_goaround/todai.html

 

※3 【消える灯台GPS普及で年30基 存続求める声も:日本経済新聞

  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38315690Z21C18A1AC1000/

 

※4 【期待される灯台の観光活用 | 海洋政策研究所-OceanNewsletter | 笹川平和財団 - THE SASAKAWA PEACE FOUNDATION】

  https://www.spf.org/opri/newsletter/437_3.html

 

※5 上空数百kmを回っている人工衛星はわずかな空気の抵抗で十年もたたずに大気圏に落ちて燃え尽きてしまう。地球から離れたところを回っている人工衛星はすぐには落ちてこないけれど、十年前のパソコンを使い続けても仕方がないのと同じで、もっとスペックのいいものをつくって打ち上げてしまう。人工衛星は専門ではなかったので、正確な情報はほかの方にあたっていただきたい。

リズムに乗って旅に出よう

おはよう土曜 七月のこと

二度寝したらもう午後

 カーテンを開けて 伸びをして

この世界はもうわたしだけのもの

 

そんな日には

 

リズムに乗って旅に出よう

ここはあの街 キミと歩いた

リズムに乗って旅に出よう

 新幹線にとび乗らなくても

スピーカーからはじけたビートが

わたしをつれて行くよ

 

きのうは雨 きょうも雨

なんだかパッとしませんね

日に焼けないのは うれしいけれど

髪をとかすのもなんか面倒で

 

そんな日には

 

 リズムに乗って旅に出よう

こころは遥か 青空をとぶ

リズムに乗って旅に出よう

ジャンボジェットにとび乗らなくても

ヘッドホンからあふれたメロディが

わたしをつれて行くよ

 

**********

 

日常系の歌モノを作りたいけど歌詞どうしようと思っていたら、

予期せぬことに歌詞が先に降りてきました。

そのうち曲がつくかも知れないし、つかないかも知れません。

 

没ツイート集

もっと多くのアーティストを知ってから...とかチケット2万交通費3万にも動じないお財布を...とか言ってるうちにリアルジジィになって真夏に屋外で音楽を聴くどころではなくなってしまうことを危惧している。

フジロック売り切れに際して

 

 

この2日間は、スーパーで向こうから来たおじさんと同じ方向によけてしまったときの「あっごめんなさい」以外には全く声を発していなくて、この生活が続くのは流石にまずいかなぁと思った。

― ある日曜日

 

 

車に「フーガ」や「マーチ」なんていう名前をつけちゃうメーカーだから、「ノート」も楽音的な何かなんだろうと思っていた。たまに音楽を流さずに窓を開けて車を走らせると、エンジン音が心地よくていつもよりスピードを出してしまう。

日産:車名の由来 https://www.nissan.co.jp/MUSEUM/CARNAME/

君の名は。

 

 

写真付きでシンセ買ったアピールしたのにRoland公式さんに見つけてもらえなかったのはちょっとだけ解せないし、その後の500円そこらのフルーツタルトの写真が倍近くふぁぼられたのはもっと解せない。

― I love synth.

 

 

834.194の表題曲、サカナクションの美味しいところを煮詰めた感じがした。SORATOでも聴けるあのキラキラキラーンみたいな音はどうやって作ってるんだろう。

― 魚民は意識高い系だと思っていたが

 

 

だんだんと自分や周囲の人々の固有の音楽観が見えてきたような気がして、どうりで僕のアンサンブルはあまり理解されなかった訳だ、合唱の分野にやり残したことはもう何もない、はやく一介の電子音楽マンになりたいと思うのだけれど、実際の心の動きはそうなってないんだよな。

― 東混タピオカ事件

 

 

性欲を上回る自我を持ち始めると生物として歪な感じになってくる気がする。「自分のクソみたいな遺伝子を未来に残すことに罪悪感を感じる」という考え方に触れたときには人類はここまで来たのかと思ってしまった。僕はどうなのか。いろいろな生き方を知るほど「これじゃダメだ」という思いが強まるのは確か。

― とあるツイートを観測して

 

 

そろそろ土日来なくてもいいわって言い出しそう。

― 休日の正しい過ごし方とは

 

初めてディスコで揺れてきた話【森、道、市場 2019】

6月1日(土)の「森、道、市場」に行ってきた。

 

YouTubeの動画をきっかけに何年か前からその存在を知っていて、特に去年のディスコステージのようすを観てからは絶対に行くと決めていた。

 


砂原良徳 - DJ @ 森、道、市場 2018

 

そもそも、音楽鑑賞の場としてのディスコ・クラブに行きたい気持ちはずっとあるのだけれど、最近も「みんな女の子をナンパしてた」とか「気付いたらゴリゴリのブラジル人たちと踊ってた」とかいう経験談を耳にして、ちょっとビビっている。

 

つまり、今回が待ちに待った初ディスコ・クラブな訳で、会場に着く前はずっとそこに入り浸ろうかと思っていたのだけれど、ディスコステージ以外でもいろいろと音楽やトークが聴けたり、おいしい食べ物やお酒のお店がいっぱい出店していたり、ただただ海を眺めるのが心地よかったりして、昼12時から夜9時まで会場にいた割には、ディスコにいた時間は少しになってしまった。

 

具体的には、サツマイモで作られたクラフトビールを飲み、イノシシ肉のソーセージを使ったカレーナンドッグを食べ、自家製ジンジャーのシャンディガフを飲み、黒い甘酒を飲み、みそ屋さんの肉みそ丼を食べ、山梨の何かよく分からんけど珍しいワインを飲んだ。言うまでもなく最高だった。

 

f:id:iBetty:20190607202731j:plain

 

この分野は(ほんとうに)素人なので、この日のアーティストで僕が名前を知っているのは数人だったし、曲まで知っているのはtofubeatsの「水星」ぐらいだった。しかも、tofubeatsはこの日の最後だったから時間的に聴けなかった。

 

でも、以前、卓球さんが「フェスに予習なんて不要!」とツイートしていたので、音楽との初対面を楽しむことにした。「これは出会っちゃったなー」と感じたものは頑張って動画を探した。

 

◯ PARKGOLF

 


ゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの(Remix by PARKGOLF)」

 

改めて聴くと川谷絵音を崇める人が多いのもわかる気が。ぶち上がる曲になっている。

 

◯ ザ・ぷー

 

 

この動画ではふざけてますが、手前で踊ってる女性はテルミンを弾きます。

 

TOWA TEI

 


TOWA TEI - APPLE with Ringo Sheena

 

今回の最大の目的だったテイトウワ。予想通り聴いたら好きになった。

 

最近は日が長いけれど、TOWA TEIの時間にはさすがに暗くなっていた。ミラーボールとアルコールによる浮遊感の中、胸部にズンズンくる低音に乗り、周りの人につられて体を揺らすという非日常な体験。

 

f:id:iBetty:20190607203222j:plain

 

ちなみに、僕が泣く泣く満員のフロアを出た後のようすがこちらの動画。

 

 

めくるめくミラーボール乗って水星にでも旅に出ようか?

 

そりゃあ同じような環境にいた人としゃべるほうが楽だけど

会社に入って3週間が経った。

予想した通りのことも多いが、予想外の新発見のほうがそれよりも圧倒的に多い。

 

特にビビっときたのが表題の件だ。

会社の先輩から訊かれた質問が2つある。

 

①へぇー宇宙、詳しいんだ。じゃあさ、マジで人生最大の疑問なんだけど、宇宙って終わりあるの?

②ねぇ英語出来るんだよね?「これマジめんどくさい」って英語でなんて言うの?

 

僕が宇宙工学の研究室にいたこととか、B4のときTOEICでたまたまそこそこの点数をたたき出したことが知られているのは素直にありがたい。

しかし、僕はこれらの質問に的確に答えられたのかというと、NOだった。

 

少し言い訳をさせてもらおう。

①僕は確かに航空宇宙講座の研究室にいて、宇宙機が大気圏に再突入するときの環境を模擬する装置を使った研究をしていたけれども、宇宙の進化は全然関係ない。理学部の仕事だし、その辺りの正しい理解のためにはめちゃんこ難しい数学が必要になるに違いない。

②いちおう院卒だから英語の論文が読めないと仕事にならないという環境に身を置かれてはいたけど、論文ってテクニカルタームは多くても文法は簡単だから...それに、これまで海外に滞在していた時間は合計でも数週間だからそんな口語表現まで分からんよ...

 

ありがたいことに僕に対して多少の興味を持って純粋な好奇心をぶつけてくれた先輩たちには「なーんだ知らないのか」「院卒ってそんなもんか」と思われたに違いない。

 

 

クソほど悔しい。

 

 

これまで僕の周りにいてくれた人達は「宇宙開発と宇宙論は別物」とか「TOEICと(口語的な)英会話は別物」という認識を共有している人達だった。

それ以外にも、世の中のいろいろな物事について、ある程度の前提条件を共有した上で会話をしていた。

 

僕が足を踏み入れた世界は、どうやらそうした前提条件が共有出来ない世界のようで、僕からしてみれば知の無法地帯だ。

 

仕事に関わる部分でも、「それは習ってないわ」ということばかりなので、僕は大学で何をやってたんだっけ?という気持ちになる。

でも、ただそういう気持ちになるというだけで、このことに関しては特に不満はない。企業がやらないこと、つまり特に目先の利益にはならないけれど人間にとって必要なことをやる場所が大学だと思っているので。その点でも、国立大学の統廃合による文系学部の縮小には普通に怒っている。

 

話を戻すと、研究(あるいは勉強)と仕事は予想通り全くの別物だったので、ここは「新人」という屈辱のレッテルに耐えるしかない。

 

そんなことより問題なのは、さっきの悔しさの行き場だ。

自分と同じような環境に身を置いていた人と会話をするのは実は最も楽で、そうでない人との会話には思いもよらないところに罠が仕掛けられている。

これらの罠にかからないために求められる知力とは、いったいどれ程のものなのか。

【学会ルポ】一人旅なら

【08:45】

浜松駅に着いた。学会の会場は東京・八王子。早起きできれば在来線で行ってもいいと思っていたけれど、発表スライドがなかなか出来上がらなかったので早起きどころではなかった。僕は新幹線が大好きで、時間に余裕があるときは敢えて「ひかり」ではなく「こだま」に乗るほどなのだが、ひかりからこだまへの乗り換えもある中でスライドの修正をしていたので生きた心地はしなかった。

 

【10:45】

新幹線で新横浜まで行くのが順当だとは思うけれど、『今回の交通費は自腹』説が濃厚なので小田原で降りた。小田急に乗り換える途中、今夜泊めてもらう予定の友達へのお土産として「かまぼこ」を買う。夜は酒を呑むぞ。その後は、電車の中では黙読で発表リハーサルをし、ホームでは昼食にパンを齧った。寝不足だし疲れている筈だが、緊張で眠くはならない。どうして神奈川の女子高生のスカートは短いのか。

 

【13:00】

会場の大学は私鉄の駅から2km程の場所にあるらしく、30分歩くよりは30分後のバスを大人しく待った方が良いだろうと思い、暫しの足止めを食らった。下校中の小学生の大きな笑い声が聞こえていた。11月の昼下がり、何かゆったりとした時間が流れていた。バスの車窓からは山や畑も見えた。これが東京の郊外というものなのか。

 

僕は東京に住んだことが無いから、「東京」の正体がよく分からない。なのに、いや、だからこそ、大学生の時くらい東京で過ごしたかったと思うことが最近になってよくある。東京に住むことにどういうメリットがあるのか、神奈川や埼玉ではダメなのか、浜松の何が不満なのか、よく分からない。ただ、最近の僕は、これまで固持してきた持たざる者の美学に対して懐疑的になってきてしまったかも知れない。

 

【13:40】

会場に着くと、思ったより多くの人が詰めかけていた。僕が目当てにしていた先生の講演は丁度終わっていたが、学生のポスターセッションには間に合った。知識を全く持ち合わせていない分野のポスターにも思い切って絡んで行ったので、発表者の方を困惑させてしまった可能性もある。薬学部の人は実験の為にヒトの皮膚を培養できるらしい。MSを使っている人にその具体的な手順等を尋ねることもできた。

 

【16:00】

学生の口頭発表が始まった。今日の最後が僕の発表だ。みんな明らかにプレゼンテーションが上手い。僕がネクストバッターズサークルに居る時に発表をしていたのは女性だったが、Macを駆使して流れるように話していて圧倒された。なんてこった。

 

【17:00】

ついに僕の発表だ。冒頭で僕は渾身の「エェ~」をかました。マイクを使って話をするときにボリュームやエコーを確かめる為にやっていたことだが、今では軽い発声練習をし、呼吸を整え、何より気持ちを落ち着けるために欠かせないものになってしまった。客席の方が明るくなっていて様子がかなりよく見えたが、多くの人がこちらを注目してくれていたので嬉しかった。あっという間の12分30秒だった。

 

頂いた質問のうち1つ目については、もっと具体的な部分にまで踏み込んで答えるべきだったような気がして後悔している。特に次の日の発表を見ていると、推測レベルの事でも言っておいた方が良かったのかも知れないと思った。

 

【17:30】

今回の学会は単身で乗り込んだが、懇親会にも参加した。話す相手が居るかは不安だったが、企業の方にOBがいて気さくに話しかけてくれた。また、先生1人学生1人で参加していて、その先生は先生同士で盛り上がっている人がいたので、その学生さんとも仲良くなった。

 

途中、ポスター発表のフラッシュプレゼンテーションの表彰式があった。受賞者だけでなく、全員が写真を撮ったり協賛の企業から景品をもらったりしていて羨ましかった。口頭発表の表彰式は2日目の最後だが、そこまで参加すると予約した帰りの高速バスに間に合わない。それに、景品目当ての下心は褒められたものでは無いと思うので、寄り道をしながら神妙に帰ろう。

 

【20:30】

今夜の宿がある淵野辺に向かった。駅の発車メロディが『銀河鉄道999』で素敵の極みだった。前に来た時には気付かなかったのかな。友達と酒を呑み、かまぼこを食べつつ色々な話をした。どうにか修論を乗り切って一緒に卒業旅行に行こうと約束した。

 

【10:10】

懇親会で仲良くなった学生さんの口頭発表が2日目の朝だったので、間に合うように会場へ向かった。淵野辺駅に向かう途中JAXAのマイクロバスに擦れ違った。2日目もプレゼンテーションが上手な方ばかりだった。

 

【12:50】

東京駅まで行かなくてはならないので、会場を後にした。隣駅が多摩センターだと知ったので取り敢えず行くことにした。多摩センターには『サンリオピューロランド』がある。僕は昨夏初めて行って、その雰囲気を結構気に入った。ただ、あまりにも混んでいてゆっくり楽しむことが出来なかったので、リベンジの時が来たと思った。

 

駅で昼食を食べてからピューロランドの入口まで行った。平日の午後なので割安で入場することができたのだが、滞在できるのが1時間程度だと分かり、そのためにいざ2000円払えるかとなると、僕のキティちゃん愛は惜しくもそこまでは届かなかった。2時間遊べるなら間違いなく入っていた。

 

f:id:iBetty:20181105034321j:plain

 

ディズニーならば入園しなくてもお土産が買える場所があるが、ピューロランドにはそれがないようなので、駅の売店でキティちゃんのクッキーを買って、研究室へのお土産とした。

 

【15:50】

新宿まで来たときに、『旧万世橋駅』の事を思い出した。最後はそこで時間を潰そう。中央線の古びた高架下には洒落たお店が十数店舗ある。その中で僕が一番気になったのは、これ『Audio Heart VRS-1』である。

 

f:id:iBetty:20181105034648j:plain

 

座ってみると窮屈な感じはなく、横から上から後ろから音がする。音を出した状態で外に出てみるとさっきの迫力はどこへやらという感じで、これなら確かにアパートでも使えそうだ。ただ、普通にテレビや映画を観るときに音は画面の方(前方)からくるものという先入観があるので、前からくる音量が少なくて一寸した違和感になるかも知れないと思った。

 

f:id:iBetty:20181105034916j:plain

 

鉄道と言えばチェックシャツ、ウエストポーチとでかいカメラの人達の趣味というイメージがどの程度払拭されているのかは分からないが、僕は昔から鉄道とそれ以外の『カッコいい』や『カワイイ』が相容れない訳が無いと思っていた。なので、万世橋駅のこういった生かされ方は、何というか、嬉しい。僕は高校時代に鉄道研究部にも所属していたことを事ある毎に言っていきたいし、鉄道が『カッコいい』あるいは『カワイイ』ものとして認められていくことに貢献できたらと思う。

 

【17:30】

それからは、懐かしの『万かつサンド』を買い、秋葉原から電車に乗り、八重洲口を出て高速バスに乗り込んだ。春に高速バスで東京に行ったときは、喉を痛めて暫く苦しんだ。すぐにマスクをしようと思ったが身体が動かず、50分程経ってから目が覚めて、慌ててマスクをした。今のところ喉は無事だ。

 

一人旅なら興味のベクトルのままに動くことができる。